議事録

本日、DECo会がありました。
文責:今浦

メンバー:川島、小見山、田中(堤子)、馬場、田中(剛)、佐藤、寺崎、秀耿(スキョン)、三井、大西、森山、今浦


<内容>
□今後の方針
これまで私たちは、「DECo(Design on Environmental Concept)とは何か」を考える手段として、
読書会を中心とした勉強会、DECoに関わる活動をなさっている先生方へのインタビューを行ってきた。
読書会、インタビューの目的の概要は以下の通り。


・読書会
環境問題や設備、技術など、設計以外の分野の本を読み、建築の存在意義やこれからのあり方、サステイナブルとは何かを考え、
DECoを話し合う素地作りの場とする。
成長の限界』『環境としての建築』『都市−この小さな星の』『世界を動かす石油戦略』等をレポートにまとめ、
DECoとしてどのような関わり方ができるのかを議論。
適宜、DECoの目的や方向性についての話し合いの場も持ち、DECoの軸を作る。


・インタビュー
本から得から得られる知識は過去のものであるが、私達のいる大学院では日々最先端の研究活動が行われている。
DECoやサステイナブルに関連する研究活動を行っている先生方の経歴を調査することは、DECoとサステイナブルの歴史を知ることになる。
その調査で得た知識を基に先生方への質問を考え、インタビューを通して議論することは、DECoの活動をより現実的なものとすることができる。
インタビューを、大学における研究者と技術者の交流の場とする。(建築の乖離の修復)
内容を冊子にまとめ、DECoを広めていく。
第1回:難波和彦先生(サステイナブル建築はデザイン可能か)
第2回:坂本雄三先生(サステイナブル建築はデザイン可能か・環境性能評価手法のこれから)
第3回:松村秀一先生(工業化はサステイナブルか)


しかし、これから稲山先生・腰原先生にインタビューをしていくにあたって、それ以外の方法を考えることにした。
その理由として、インタビューを形式的なものではなく、本当にDECoに必要な情報を得るための手段としたいという思いがある。
また、実際の建築活動の中で、研究すること調査すること(インプット)と何かを作り出すこと(アウトプット)の両者の関係を体験し、現実問題として何をどんな時に考えなくてはならないのかを知るべきだと考える。
そして、机上のものであったDECoを、より身近な活動にシフトしたい。

そこで今後は、私たちDECoは自分で何かプロジェクトを持ち、それに向かって動いていくことにした。
プロジェクトのイメージ
・実際の家のリノベーション。(活動拠点として使う。)
・家の解体を行いつつ、木造建築を学ぶ。       等(未定)



□プロジェクトを行う意図・目的

プロジェクトを進めていく際、必ず障害が発生することが予想される。
だからこそ、その瞬間に勉強会やインタビューの必要性と意義が生まれてくる。
たとえば今回のように稲山先生・腰原先生にインタビューをお願いするにしても、
木造建築に関するプロジェクトを自分たちで持ち、それに基づいたアドバイスをもらえるような場にすることが望ましいのではないか。

しかし、大きいプロジェクトをやるためには、DECoを世間により認知してもらい、
共感してくれる仲間を増やし、協賛企業などを得ることが必要。

そこで、DECoとしてコンペに勝ち、DECoを広めることを直近の目標とする。
手始めに…
・デザイナーズウィークへの応募
駒場祭での展示
その他
・幼稚園の遊具作り
・知り合いの家の建具
などを行い、身近なところで実践的なDECoを作り上げてみる。
そこで得られる経験や知識、人脈を、今後も求め続けていくであろう、
形のないDECoの姿を、プロジェクトとして具体化する際の糧にしたいと考えている。


<決定事項>
・勉強のモチベーションとして、何かプロジェクトを抱えましょう。
・活動を活発にしていくために、ブログに毎日誰かが書き込む。
 27日:三井 28日:寺崎 29日:つつみ 30日:森山 1日:大西 2日:今浦
・次回のDECoは5月3日の10:00-