2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ホールデンの小さな箱 の家

(文 小見山陽介) 先週水曜日、TUMミュンヘン工科大学のホールデン研究室を訪ねました。 帰り際、ホールデンは僕らを彼の“家”に招待してくれました。 それは信念であるless is moreを彼自身が体現する住居でした。 ホールデンを待っている間、通りかかっ…

シンド○ーのリフト

(文 )いつも通ってる「町のお惣菜屋さん」みたいなお店があります。 そこのおじちゃんおばちゃんの娘さんの家庭が、あのエレベータ事件のあった住宅に住んでいるとの話を聞きました。 しかも22階。事件以降も、引っ越すわけに行かず。毎日階段で22階。一…

今後のDECoについて思うこと

(文:川島範久)環境的視点からのデザインとは何か。 それを考えるために、このDECoという勉強会を立ち上げたわけですが、 おおよそ一年とちょっと経って、色々なことを経験して、 少しずつ、なんとなくですが、整理がついてきた気がします。 「環境」とい…

暑さに慣れる:アダプティブ・モデル

夏至も過ぎますます暑くなってきましたね。蒸し暑くて不快な日ごろの生活でブツブツと考えてきたことを書きます。 yahoo!天気によると昨日の最高気温は28.8℃で、確かに外は暑かったけど、自分が頭で予想したほどには暑くなくて、あんまり汗かきませんでした…

サステイナブル?アンチ・サステイナブル?…ILEKのプロジェクト

岩元です。アップが1日おくれてごめんなさい。 現在所属する、シュトゥットガルト大学軽量構造設計構法研究室(通称ILEK)での、近年のプロジェクトについて。 ILEKでは、近年アダプティブな構造への関心が高まっています。 例えば、ある橋のデザインでは、…

坂本功先生インタビューに向けて2

(馬場) 坂本功先生インタビュー(7月3日です!!)に向けて、デコ日記でも盛り上げていこうということで、 2日間に渡って木造について書いています。 前半は(21日)今浦さん、今日は後半です。 後半では、坂本功先生の著書である「木造建築を見直す」…

坂本功先生インタビューに向けて1

(今浦) 坂本功先生インタビューが近づいてまいりました!!建築士1級に更新制度が導入されそうな今日この頃、この時期に坂本先生とお話させて頂けるというのはぐっとですね! はりきっていきましょう。坂本功先生の著書である「木造建築を見直す」の1章―…

議事録

MTG

(文責:今浦、馬場)今日のDECoの様子を簡単にお知らせします。■ピソコモド ピソコモドの方から、「プロダクト的なもの」をということで 三井くんが案を作ってきてくれました。 (→三井くん、案の説明追加してください。) ■坂本功先生インタビュー 「木造…

ミニ地球を知っていますか?

(文:スキョン)最近、変わった環境での住居について興味を持つようになりまして、海底住居、超超高層や宇宙での住居に関する記事を読んでいたら「ミニ地球」という面白いことを見つけたのでちょっと書きます。 これのことが載った記事はずいぶん昔のもので…

(筒井) DECoとはあまり関係ないのですが、最近、下記の本を読んだので思ったことを書きます。 楳図カズオ『漂流教室』 フィリップ・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』 宮崎駿『風の谷のナウシカ』 どれも未来を描いた物語ですが、楽観的で…

サバイバルシェルター

(文:市村) 現在、設計課題でサバイバルシェルターの設計をしています。 災害時、家以外の場所で暮らさなくてはならないときのシェルターです。 調査していておもしろいものがたくさんありましたので、 環境という観点でいくつか紹介します。 サバイバルシ…

転がる岩の山

(文筆:甲斐) 僕もスタジアムの事に関連する話をします。留学中に旅行した際に、ポルトガルのブラガという都市にあるスタジアムに足を運ぶ機会がありました。 スタジアムの設計はポルトガル人建築家のEduardo Souto de Moura 僕はサッカーにはあまり詳しくな…

東京=スラム?

文筆:駒村先日の今井君のテーマに沿って、思ったことを書かせて頂きます。都市は様々な要素によって構成されています。 政治、経済、法律、宗教、文学、哲学、心理、工学、、、色んな要素(目的も色々、設計変数も色々)のパレート解だから、本当に放って置…

議事録6/13

MTG

(記録:市村)今週の日替わりコラム担当者は、13日:今井、14日:駒村、15日:甲斐、16日:市村、17日:森山、18日:筒井、19日:望月、20日:スキョン、です。 また次回MTGは19日(月)19時から 各プロジェクトの経過報告が行われました。 ピソコモドプロ…

街並みの論理

文筆:今井よく日本の街並みは諸外国を比べて秩序がなく雑然としている、と言われます。 しかし、アジアに旅行して気づくのは、こうした街並みは何も日本だけの特徴ではなく、アジアに共通するものであるということ。 例えば、バンコクでもクアラ・ルンプー…

スタジアム建築

(文:川島範久)いよいよ、日本のワールドカップ初戦ですね。 やはりなんでも初めが肝心です。絶対勝ちましょう。 さて、以前、寺崎からスタジアムに関する書き込みがありましたが、 先週、生研での川口健一教授の授業でスタジアム建築に関する授業があり …

テーブルプロジェクト

(文責:田中剛)6/11 SUN 18:00-21:00 テーブルプロジェクトのMTGを行いました 参加者:川島、小見山、池田、寺崎、森山、三井、田中剛 最小の手数で板を切出す、破材を極力少なくする、さらにスタッキング可能を 基本コンセプトに掲げ各自で案を出し合いま…

モアイが教えてくれること

(文:馬場) photo: http://www2s.biglobe.ne.jp/~mimaki/ イースター島でモアイづくりをやめなければならなかった理由を知っていますか? モアイは10〜17世紀にかけて、ポリネシア人によってつくられていました。 彼らの部族社会では、偉大な祖先が崇拝の…

人間と流体と建築

"生物は流体の中でしか生きられない"先日、生産研の加藤信介先生の講義で聴いた言葉です。僕は今の生活時間の大半を流体力学関連の勉強に費やしています。 流体の勉強ばかりしていると、建築から少し遠ざかっているように感じることもあります。しかし、建築…

archiTV

(文責:筒井) 今日archiTV班で小ミーティングをしました。話し合いの結果、大まかな流れは次のような感じがよさそうではないかと。 1、まずはリノベーションの出来そうな手頃な物件を探し(出来れば三田周辺にあれば便利) 2、イベントの前に設計する。 …

ワールドカップ!

もう今日ですね。待ちに待ったこの日が。 サッカーの話をここでしてもしょうがないので、少し調べてみました。建築としてのサッカースタジアム。 もちろんスタジアムは外部空間です。一部を大きな屋根で覆われていることがほとんどで、これが開放的な雰囲気…

テーブルプロジェクト

(文責:田中剛)6/11日曜日 18:00-21:00 @意匠系院生室 模型をガンガンつくってスタディをしたいと思うので メンバーの方はカッター等各自必要なモノを持ってきて下さい。 基本設計を一日で終わらせたいと思うのでそのつもりでよろしくお願いします。

軽〜い建築

「君は、自分の建物の重量を知っているかい?」 これは、イギリスのハイテック建築家ノーマン・フォスターが、 後に彼の代表作となるセインズベリーセンターの現場を訪れた際に、 同行したバックミンスター・フラーから質問されたとされる問いです。 僕は大学…

archiTVの委員会への企画書提出について

(文責:筒井) 企画書の提出期限は6月中旬ということですが、北島と連絡が取れないため何日なのかは分かりません。 どうやら6月の企画書はそこまで具体的ではなくてもよいらしいのですが、9日19時からのDECo-archiTV班のミーティングでできるだけ進めま…

野口先生インタビューに向けて

(文責:川島) 社団法人 日本コンクリート協会のHP内に 技術フォーラムというページがあり かなり興味深いことが沢山のっています。http://www.jci-net.jp/frm/forum.htmテーマ10 コンクリートと環境 テーマ8 建築のコンクリートと土木のコンクリートはなぜ…

議事録6/7

MTG

(文責:甲斐) 各プロジェクトについてチームリーダーからそれぞれ経過報告がなされました。 ○畳プロジェクト(ピソコモド) ブレスト 畳の敷き詰め方を支配している910*1820という寸法を疑ってみる →三次元的に組上げられる可能性 材料であるイ草(50%は輸…

凍えない家と思い出の墓

(文責:今浦)■1月に、人並みの家に引っ越しました。 それまでは教員住宅という教員の社宅みたいなところに住んでいました。コンクリートブロックで出来た古くてせまーい家。 断熱は多分何にもなくて、結露は当然、窓は西に開放、季節の変化を肌で感じられ…

坂本功先生インタビューに向けて

(文責:川島)今日、坂本功先生とお会いすることができ、7/3(月)15-17時にインタビューをさせていただくことになりました。明後日の会合までに、以前今浦さんが書いてくれたページに、皆さん書き込むようにしてください。>今浦さん 明後日の会の中でブレスト…

野口先生(材料)インタビュー

(文責:川島) 現在、坂本功先生のリサーチをしていますが、 同時進行で、野口先生のリサーチをしていきましょう。まずは、前回の木造の場合と同じく、 コンクリートの基礎から勉強していきましょう。1.コンクリート建築の代表作品 2.コンクリートに関…

ディテール

設備ってディテールの観点から見たらとても納まりの悪い物だなあと。 ボテッとした設備は機械室へ押し込まれるか、タテモノの裏側へと追いやられています。 - 例えば安藤忠雄がコンクリート打ち放しにこだわること。 妹島和世の梅林の家の鉄板。これらのディ…