ワールドカップ!


もう今日ですね。待ちに待ったこの日が。
サッカーの話をここでしてもしょうがないので、少し調べてみました。建築としてのサッカースタジアム。


もちろんスタジアムは外部空間です。一部を大きな屋根で覆われていることがほとんどで、これが開放的な雰囲気と同時に空間の一体感を演出します。ですから、一般的な建築とは少し違うのかもしれません。


スタジアムの計画学的な側面、トイレやら入出場の動線処理やらはよく聞くお話。スタジアムの設計に最も大事なのはこれのようです。


肝心の環境設備は?といきたいところですがスタンドは外部空間なので空調は無し。ところがピッチの下には装備が満載。守らなきゃいけないのは観客じゃなくて芝、のようです。


芝の種類にもよるようですが、コンクリートスラブの上に800mmほどの三層の土の層を設けます。一番下の層には透水管を儲け、一番上の層には温水を通して芝が冷えないようにメンテナンスを行っているようです。芝なのに完全に床暖房。さらに温度の様子をPCでモニターして水を通すかどうかをコントロールしているようです。



スタジアムで冬場に震えながら日本代表を応援したことを思い出しますが、芝はぬくぬくだったんですね…

住宅やオフィスのような典型的な環境設計以外のものもおもしろいかもしれませんね。
(文責:寺崎)