畳表のモックアップ製作

pisocomodoと共同でIFFTでの展示に向けて進めている畳プロジェクトの報告です。


今回は、レーヨン糸を使った畳表のモックアップ製作についてレポートします。



多摩美で実際に織り機を見学させていただいて、
まずは自分たちの簡易織り機をつくるところからはじめました。
角材でフレームをつくり、一定間隔で縦糸を張っていきます。



縦糸を切り替えるための機構がなかなかわからなかったのですが、
一本おきに交互に持ち上げる仕組みをつくり解決しました。



こんな風に織っていきます。
織り機ができればあとはみんなの息を合わせて一気に織っていけました。
一人が縦糸を切り替え、もう一人が横糸を通していきます。



畳表の風合いの比較です。
鉄製のものと、普通のイグサのものと、今回織ったレーヨンのもの。
試作品では、金網、レーヨン、紙の三種類の畳表を製作する予定です。


こんな感じで、今はモックアップをつくってスタディをしている段階です。
畳床も組み合わせた第一回の試作品製作ももうすぐ始まります。


(報告 小見山陽介)