"隠す"デザイン、”見せる”デザイン

(文責:甲斐)


普段街中を歩いていて、気になる事
それは空調の『室外機』について


空調の『室外機』、『デザイン』等のキーワードで検索をすると、デザインされた様々な『室外機カバー』が数多くヒットします。
「自然な風合いでおしゃれに目隠し。杉を使用した、ラティス風のエアコン室外機ラック。プランターを飾って、ガーデニングにも一役買います。。。。」等という様な謳い文句で数多くの製品が売られています。


“隠す”という発想は建築レベルで行う場合も目に付きますよね
あらかじめ室外機分のスペースを凹ませておいてカバーすることで“隠す”とか、隣家との塀を兼ねた物置に“隠す”という様な
高層ビルから見下ろした時に見える屋上に並んだおびただしい数の室外機


“魅せる”とまではいかなくても“見せる”室外機っていう発想は生まれないのか?
こんなにも忌み嫌われていて、“見せる”デザインへと結びつかないのか?


室外機は隠すものだという発想が一般的にあるからカッコいい室外機が欲しいなんていうニーズも無い訳で、“隠す”という『負のデザイン』が建築のレベルで行われるのが現状じゃないでしょうか?


ニーズをつくり出しそれをデザインに結びつけるのも一つの道
エアコンに頼らない、パッシブ手法による環境制御で積極的に室内環境を良くする道を探るのも設計者としての一つの方向だと思います


僕はその両者を考えてDECoの活動に参加させてもらおうと思っています。


話、脱線してたらすみません。